2008年10月28日火曜日

山小屋プロジェクト:WaterValley#6 2008.10/28


プラットフォーム防腐処理、森林組合 北山杉板調達(10/28)プラットフォームの防腐処理を行う。30分程で完了。防腐剤を缶からコンパネにバシャッとぶちまけて刷毛で伸ばすという横着な作業。塗ること自体はそれほどの手間ではない。ペンキ屋さんの仕事を見ていても、養生とマスキングに多くの時間を費やしており、その精度が仕上がりの半分以上をしめる。山ではこれが不要な分楽だ。 さて、弁当も食べたし天気もイイ。爽快な気分で帰路に就くが、途中「おもろい木」という店?に寄り道。切り株や曲りくねった木や板を売っている。元は北山杉の磨き丸太を製造していたそうだが、銘木市場の低迷から数年前に転向。もっぱら変な木を専門にしたらそこそこ商売になりだし、建築家、工務店、茶道家などがわざわざここまで買いに来るそうだ。木材の世界もグローバル化で国産材は低迷だが、変な木=個性はが存在感を増しているのかも。規格品、汎用品は価格競争にさらされるがこの世界はそれがない。「Only One」の存在意義だ。(個人的にはナンバーワンの方が好き。オンリーワンは下手をすると負け犬の苦しい存在証明の麻薬になる危険性を孕んでいるから。だが、こんなオンリーワンはいい) ここのご主人に京北町の製材所を紹介されたので行ってみた。山間に製材業者と森林組合の製材所がある。こんな世界があるんだ。多少安くしてくれそうなので、野路板は北山杉に決定。今日中に運んでくれると言うのでトラックを先導して又山に戻る。山はもう暗い。森林組合の若い衆は、泣きながらも約束と20mほどの山の斜面を6往復。途中で足元が見えず「ギャー」という悲鳴が闇に木霊する。僕一人の力ではとても無理。感謝。