2008年11月7日金曜日

山小屋プロジェクト:WaterValley#10 2008.11.027



ドア(手帳うの落書きよりSCAN)と足場の構想(足場はE氏) ドアの上半分は5mmのアクリルで開放感を持たせる。さて、ドアノブをどうしよう。MIWAのステンレスのレバーハンドルという訳にも行くまい。

構想に行き詰まると....静寂と死:今日は都会の事務所から思いをはせる。
ちょっと遊びすぎで仕事がたまる。今日はかたずけなければとやってきたのだがいつしか思いは山へ。振り返ってみれば昔は「W.V.]までは車で1時間かかったのだか、道路とトンネルのおかげで30分少々だ。それであの環境が得られるというのはうれしい。僕の事務所も駅前でありながら、結構静かな場所である。それでも山の静けさとは何か質が違う。その違いが重要な文明の(オオゲサナ!)課題なんだろう。空気が違う。山の空気は澄み切ったにおいがある。山の静かさには、静寂な音がある。山の落ち着きには落ち着いた動きがある。それが、死んだ世界との違いであり、防音工事とシックハウス対策で実現できない何かなのだろう。しかし、「だから人工の空間はだめ」なのではなく何か実現する方法はありそうにも思える。「だから人工の空間はだめ」は、自然を理解し愛する人のように聞こえるが、実は「敗北主義」であるようにも思える。